3日連続“自爆テロ”に厳戒 現場から陣記者が中継[2013/12/31 11:47]

 自爆テロが相次ぎ、30人以上が死亡しているロシア南部ボルゴグラードでは、3日連続のテロを警戒して物々しい警備態勢が敷かれています。

 (陣中文記者報告)
 29日に自爆テロが起きた中心部の駅からほど近い、駅の爆破現場に取材に行きましたが、周囲は規制線に囲まれ、さらに、治安当局から何度もパスポートのチェックを受けたため、駅の中をうかがい知ることはできませんでした。30日に発生したバスの爆破現場でも警察官が取り囲んでいましたが、検証作業のためにバスが移動させられると、間近で見ることができました。車体はほとんどの窓や側面が吹き飛んでいて、衝撃の激しさを物語っていました。
 市民:「パニックが起こっているよ。道には人が全くいない。パトロールが強化され、町を軍が行き来している」
 一方、プーチン大統領は、テロ捜査を担当する連邦保安庁長官を現地に派遣するなど事件の解明に躍起になっていますが、30日夜に同じロシア南部のダゲスタン共和国で警察車両を狙ったテロが起きていて、終息の気配はありません。

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