北米初「H5N1型」鳥インフルエンザ感染で死者[2014/01/09 19:30]

 北米で初めて「H5N1型」の鳥インフルエンザウイルスへの感染による死者が確認されました。

 カナダ保健省によりますと、3日、西部アルバータ州の病院で死亡した患者から強い毒性を持つH5N1型の鳥インフルエンザウイルスが検出されました。この患者は、先月27日に中国の北京から帰国した際、発熱などの症状を訴えて治療を受けていました。アンブローズ保健相は、「北米で初めてH5N1型への感染による死者が確認された」と発表しました。しかし、今回のケースは「特異なもので拡大の可能性は極めて低い」としています。H5N1型の鳥インフルエンザは通常、鶏などの家禽(かきん)類との接触で感染し、約60%が死に至るということです。

写真提供:国立感染症研究所

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