内戦が続くシリアで、人道支援物資を運んでいた国連などの援助チームの車列が迫撃砲などによる攻撃を受けました。
国連などの援助チームは、一時的な停戦合意を受けて反体制派の拠点都市で、政府軍が包囲を続けるホムスに食べ物や薬などを届けに行く途中でした。援助チームによりますと、迫撃砲弾は車列のすぐ近くで爆発し、運転手1人が軽いけがをしたほか、トラック2台が壊れました。シリア政府と反体制派はそれぞれ、相手が停戦違反したと非難し合っています。長引く包囲で、ホムスの住民は深刻な食糧不足に陥っています。7日に女性や子どもら83人が脱出しましたが、まだ約2500人が残っているとみられています。
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