駐日ウクライナ大使「クリミア編入は国際法違反」[2014/04/01 21:11]

 ウクライナを巡って緊迫した状況が続く中、駐日ウクライナ大使が都内で会見し、ロシアによるウクライナ南部のクリミアの編入は国際法に違反していると改めて強調しました。

 ハルチェンコ駐日ウクライナ大使:「隣人(ロシア)による容赦のない国際法違反がある一方で、ウクライナは突出した国際的支援を受けている」
 ハルチェンコ大使は、ウクライナは国際法に反してロシアがクリミアの編入を完了するという課題を抱えているが、それに立ち向かうための政治的体制は整っているとアピールしました。そして、日本政府が表明したウクライナに対する最大約1500億円の支援などに対し、感謝の意を表しました。
 一方、ロシア国防省が発表したウクライナ国境付近に駐留を続けていたロシア軍の一部の撤収開始については、「ロシアの高官らの言葉は信頼性を失ってしまった」として懐疑的な見方を示しました。

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