アメリカ・テキサスの陸軍の基地で、34歳の軍の男が銃を乱射し、3人が死亡しました。この基地では、過去にも13人が死亡する銃乱射事件が起きています。
(外山薫記者報告)
銃を乱射した軍の男は、施設内の駐車場で他の兵士と口論になって発砲したという情報が入ってきました。テキサス州にあるフォートフッド陸軍基地で2日午後4時半ごろ、男が銃を乱射しました。少なくとも3人が死亡し、11人がけがをしています。地元メディアなどによりますと、男の名前はアイバン・ロペス容疑者です。制服を着ていて、犯行後、自らを銃で撃ち、自殺しました。この基地では2009年に、基地に勤務していたイスラム教徒の精神科医の少佐(当時39)が銃を乱射し、13人が死亡する事件が起きています。オバマ大統領は、今回の銃乱射事件の動機の徹底究明を約束しました。
オバマ大統領:「何が起きたのかはっきりするまで徹底的に調査する。こうした乱射事件が再び起きたことに心を痛めている」
基地周辺の緊急閉鎖は解除されましたが、同じ基地で起きた惨劇に、周辺の住民のみならず、アメリカ全体に広がる衝撃は大きいです。
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