米ピュリツァー賞  「盗聴疑惑」報道の2紙が受賞[2014/04/15 13:57]

 アメリカで優れた報道などに贈られるピュリツァー賞が発表され、アメリカ政府の情報収集活動を暴露した「ワシントン・ポスト」とイギリスの「ガーディアン」が受賞しました。

 ワシントン・ポストなどは、元CIA職員、エドワード・スノーデン容疑者がリークした資料をもとに、アメリカのNSA=国家安全保障局が秘密裏に世界規模で行っていた盗聴活動の実態を報じました。賞を運営するアメリカのコロンビア大学は、「安全保障とプライバシーを巡る政府と国民の関係について議論を巻き起こした」と評価しました。CNNによりますと、スノーデン容疑者は滞在先のロシアで「市民には政府に対して果たすべき役割がある。そう信じる人々の正しさが証明された」と声明を発表しました。今回の受賞に際し、取材した記者は「スノーデン容疑者がいなければ、安全保障とプライバシーについての議論は起こらなかっただろう」と述べて、たたえました。

「THE GUARDIAN/GLENN GREENWALD/LAURA POITRAS」

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