被爆者の講演会に原爆投下“決断”大統領の孫も参加[2014/04/30 13:01]

 NPT=核拡散防止条約の会議が行われているニューヨークで、広島と長崎の被爆者がアメリカの高校生と被爆体験を共有するための講演会を開きました。

 11歳の時に広島で被爆した山田玲子さん(80)らは、アメリカの高校生に向かって自身の生々しい体験を語りました。
 山田玲子さん:「(B29の飛行機雲が)とても奇麗だなと眺めた途端、閃光(せんこう)が走って何も見えなくなりました。防空壕(ぼうくうごう)に逃げる私の背中に熱い砂が吹き付けて、私は地面に転がりました」
 また、当時、原爆投下を決断したアメリカのトルーマン大統領の孫も参加しました。
 トルーマン元大統領の孫・ダニエルさん:「被爆者に対して(原爆投下の)決断が良いものだったとは言えない。話し合えば話し合うほど、人々は理解を深めることが出来る」
 ダニエルさんは、原爆投下について学ぶことの重要性を強調しました。

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