日本への牽制強める 中ロが東シナ海で初の合同演習[2014/05/21 05:51]

 中国とロシアの海軍が、東シナ海で初めての合同演習を開始しました。両国の首脳が参加する異例の式典も開かれ、日本を牽制(けんせい)する姿勢を強めています。

 合同演習は26日まで行われ、実戦を強く意識した形になる予定です。中国は、ロシアとの軍事面での協力強化をアピールし、尖閣問題で対立する日本やアメリカを牽制する狙いがあるとみられます。また、首脳会談では「ドイツのファシズムと日本の軍国主義に対する勝利から70年」の記念式典を来年、行うことで合意しました。歴史問題でも日本への圧力を強める構えです。一方、共同声明ではエネルギー面で両国の協力強化がうたわれましたが、ロシアからの天然ガスの購入は価格面で合意出来ていません。

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