日本への身柄引き渡しには時間かかる可能性も[2014/05/28 05:51]

 大阪市西成区の准看護師が遺体で見つかった事件で、この女性になりすまして中国に出国した女が上海の日本総領事館に出頭しました。日系ブラジル人の女の身柄を日本に引き渡す手続きには時間が掛かるとみられています。

 日系ブラジル人の女は、27日のうちに不法入国の疑いで中国当局によって身柄を拘束されました。日本と中国の間には犯罪人の引き渡し条約はなく、今後、大阪府警は警察庁や外務省を通じて外交ルートで中国側に身柄の引き渡しを求めることにしています。しかし、女が偽造パスポートを使って不法入国し、中国の法律に違反している疑いが強いことから、中国当局も捜査をする必要があり、引き渡し手続きに数カ月から1年以上掛かる可能性もあります。また、女が日系ブラジル人であることから、場合によっては、日本ではなくブラジルに強制退去させられることも考えられます。

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