親ロ派排除で200人以上が死亡…ウクライナ緊迫[2014/05/28 05:53]

 ウクライナでは軍が親ロシア派の本格的な排除に乗り出し、東部ドネツクの空港を奪還したことを明らかにしました。

 ウクライナ軍は27日、東部ドネツクの空港を占拠していた親ロシア派武装勢力を排除する作戦を行いました。軍の報道官は「空港を奪還し、テロリストは壊滅した」として、武装勢力のメンバー200人以上が死亡したと述べました。ドネツクでは、戦闘で市民2人が犠牲になるなど市内中心部にも混乱が拡大しています。ドネツク市内を調査していたOSCE(ヨーロッパ安保協力機構)の監視団4人も26日から行方不明になっているということです。
 自警団:「市民が犠牲になるのは心が痛い。親ロシア派が一掃されれば平和になるはずだ」
 ドネツクに隣接する州では多くの検問所が設けられ、武装した親ロシア派が逃げ込んでこないよう厳重な警戒態勢が敷かれています。

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