不安拭えず サンパウロ中心部で500人がデモ[2014/06/10 05:51]

 開幕戦が行われるブラジル・サンパウロでは、賃上げを求める大規模なデモが行われ、中心部の通りが一時、封鎖状態となるなど、治安への不安が拭い切れません。

 サンパウロ中心部で9日、賃上げを求めてストを行っている地下鉄職員ら約500人がデモを行いました。家のない労働者らも合流し、住宅の支給を求めたほか、ワールドカップへの公共投資に反対するとして気勢を上げました。
 デモ参加者:「食料も家もない人たちもいる。なのになぜ、ブラジルにワールドカップが来るのか」
 デモ隊は、12日の開幕戦当日にもサンパウロのスタジアムへ続く道を封鎖し、ワールドカップへの抗議集会を行うとしています。

こちらも読まれています