集団的自衛権「来週までに片がつくだろう」飯島参与[2014/06/11 15:37]

 飯島内閣参与がワシントンで講演し、集団的自衛権の行使容認問題について「来週までに片がつくだろう」と述べるとともに、慎重な公明党に対して創価学会との関係について言及し、牽制(けんせい)しました。

 ワシントンを訪問している飯島内閣参与は10日、安倍政権の内政と外交の課題について講演しました。このなかで、集団的自衛権の行使容認を巡っては「ある程度、来週までに片がつくだろう」と述べ、行使を容認する方向で決着するとの見通しを示しました。そのうえで、公明党と支持母体である創価学会との関係について、これまで政教分離だと解釈してきた内閣法制局から「政教一致という話が出てきてもおかしくない」と述べました。行使容認に慎重な公明党への牽制と取れる発言ともいえます。内閣改造の時期については、取り沙汰されている6月から8月ではなく、官僚の7月の人事などを考慮したうえで、早くても8月末から9月くらいが望ましいとの見方を示しました。また、動き出した日朝協議については、何人の拉致被害者・特定失踪者を取り戻せるか「その着地点を決められるのは総理しかいない」と述べて、トップ同士で片をつける時に来ていると指摘しました。

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