群馬県の富岡製糸場 世界遺産に正式決定[2014/06/21 17:30]

 富士山に続き、18件目の登録です。明治時代に造られた日本初の官営工場、群馬県の富岡製糸場が正式に世界遺産に登録されました。決定の瞬間、地元は歓喜に沸きました。

(荒木基記者報告)
 カタールのドーハで21日午後、世界遺産の登録が決定しました。決定を終えて、群馬県の大澤正明知事は「この遺産をきちんと保護していかなければならない」と決意を新たに語っていました。今回、意見を求められたすべての国から富岡製糸場の世界遺産登録に賛成の意見が出されました。この富岡製糸場は「西洋と日本の伝統的な技術を組み合わせ、明治時代の養蚕や生糸産業の発展を示す重要な遺産」と世界的に評価されました。4月のイコモス(国際記念物遺跡会議)からも世界遺産に登録すべきとの勧告が出されていました。今回の登録で、世界遺産に日本の資産が登録されるのは去年の富士山に続いて2年連続、国内では18件目となります。今も、群馬県の大澤知事の喜びの記者会見が続いています。

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