中国・雲南省でM6.5地震 被害甚大な昭通市から報告[2014/08/04 17:58]

 中国南西部にある雲南省で地震が発生してから丸一日が過ぎました。死者はすでに380人を超えていますが、悪天候などで救出活動は難航しています。地震のあった雲南省昭通市から報告です。

 (川崎浩司記者報告)
 4日午後、震源に近い魯甸県という地区に入りました。後ろに見えている道路の先、40kmほど進んだ所にある山あいの地区が被害が最もひどい場所だということです。ただ、警察に確認したところ、この先の道路が土砂崩れのために寸断されているということです。ですから、メディアも含めて、一般の車両はここから先に入ることはできません。歩いて向かうことはできるということですが、かなり危険だと忠告を受けています。一般車両だけではなく、軍の救援物資を積んだ車両も中に入れずに足止めをくって、長い車列が何百mにもわたってできています。軍や消防、警察は、7000人規模で救助活動を行っていますが、被災地に向かう道路がこのような状況のため、上空から救援物資を運んだり、けが人を搬送したりしているという状況です。現在、天気は時折、雨がポツポツと降っている状況です。ただ、これから2日間ぐらいにかけて雷を伴った激しい雨が降るという予報が出ています。地盤も緩くなっていて、二次災害の恐れも出ています。

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