日本に残る朝鮮人遺骨「できるだけ早く返還を」[2014/08/23 10:55]

 北朝鮮で拉致被害者や日本人の遺骨などについての調査が行われるなか、日本にある朝鮮人の遺骨についても返還に向けて協議するよう関係者らが訴えました。

 東京・目黒区の祐天寺で22日、関係者ら約40人が参加し、太平洋戦争前後に亡くなった朝鮮人日本兵らの追悼式が開かれました。
 首都大学東京・小林喜平主事:「できるだけ早く遺族のもとに返そうというふうに誠実に協議をすれば、解決できる問題だと思っている」
 祐天寺には、終戦直後に朝鮮人労働者らを乗せて舞鶴湾を航行中に爆発して沈没した「浮島丸」の犠牲者ら700人の遺骨が安置されています。このうち5人については、北朝鮮に遺族がいることが民間団体の調査で分かっています。2004年に遺族が遺骨の確認などのために来日しようとしましたが、日朝間の調整がつかず、できませんでした。

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