NASAの無人探査機、火星の周回軌道に到達[2014/09/22 22:46]

 NASA(アメリカ航空宇宙局)は21日、火星の周回軌道に無人探査機「MAVEN(メイブン)」が入ったと発表した。去年の11月に打ち上げられたMAVENは、7億kmの距離を約10カ月掛けて飛行し、火星の周回軌道に到達した。楕円(だえん)形の軌道を回りながら、火星には着陸せずに上空から観測するという。かつて、気候が温暖で、水が流れていた痕跡も見つかっている火星だが、現在の火星は寒冷で、水が安定した状態で存在することはできないとされる。なぜ、火星から水や二酸化炭素が消滅したのか。NASAは、その大きな謎をMAVENの観測で解明していくとしている。

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