中国GDPが5年半ぶりの低水準 前年比7.3%の伸び[2014/10/21 13:41]

 中国の今年7月から9月までのGDP(国内総生産)の伸び率は、5年半ぶりの低水準となる7.3%でした。中国経済の減速傾向が鮮明となった形です。

 中国の国家統計局の発表によりますと、7月から9月のGDPは、前の年の同じ時期に比べて7.3%の伸びでした。伸び率は、リーマンショックの影響を受けた2009年1月から3月期以来、5年半ぶりの低い水準です。特に住宅の販売面積が前の年の同じ時期に比べて10%以上、下落するなど、不動産投資の落ち込みが目立っています。また、1月から9月の成長率も7.4%と、政府が年間目標としている7.5%に達していません。中国政府は、都市部で行っていた住宅購入制限の緩和や金融機関への資金供給などを行い、景気のてこ入れを図っています。

こちらも読まれています