ロケット爆発 被害は200億円超、日本初の試みも…[2014/10/29 16:08]

 NASA(米航空宇宙局)の施設から打ち上げられたロケットが発射直後に爆発・炎上しました。

 今回のロケットは、米国の民間会社が製造した無人ロケットです。積んでいたのは、国際宇宙ステーションに運ぶための食料や実験用の機材で、このなかには、日本の宇宙実験棟「きぼう」で使う実験用のサンプルなども搭載されていました。打ち上げからわずか6秒後に爆発したロケットは、機体だけでも被害額は200億円以上と推定されています。また、千葉工業大学が開発し、今回のロケットに積まれていたカメラは、宇宙から見た流星を長期にわたって観測できるもので、日本初のプロジェクトとして期待されていました。開発費は約6000万円だったということで、関係者は「ものすごくショックです。1年半以上も一生懸命にやってきたから」と肩を落としています。

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