エボラ出血熱 開発中の薬「感染防止に期待あり」[2014/11/27 22:34]

 西アフリカを中心に猛威を振るうエボラ出血熱について、アメリカ当局とイギリスの製薬会社は、開発中の薬から感染防止の効果が期待できる反応が出たと発表しました。

 26日、医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン」に掲載されたレポートによりますと、アメリカ国立衛生研究所とイギリスの製薬会社「グラクソ・スミスクライン」が開発中のエボラ出血熱の新しいワクチンについて臨床試験を行ったところ、深刻な副作用はみられなかったということです。臨床試験は20人が対象で、被験者はエボラ出血熱のウイルスへの免疫反応の抗体の値が上昇したということです。このため、エボラ出血熱に効果があるとの結論が出る可能性が出ています。ただ、投与量が多い場合、発熱するケースもあり、慎重に調べています。

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