全米200館で金氏“暗殺”映画上映へ オバマ氏称賛[2014/12/24 10:32]

 北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺計画をテーマにしたコメディー映画の上映中止から一転、アメリカで200以上の映画館が予定通り上映に踏み切ることになりました。

 コメディー映画「ザ・インタビュー」を巡っては、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントが自社へのサイバー攻撃や映画館へのテロ予告があり、上映中止を決めていました。アメリカ政府は北朝鮮がサイバー攻撃に関与したと断定し、オバマ大統領が「公開中止は間違いだった」とソニーの対応を批判していました。こうしたなか、23日になって、全米で200以上の小規模な映画館が当初の予定通り25日から上映することを明らかにしました。
 上映する映画館経営者:「我々は、ソニーに『考えを変えるなら上映の準備はできている』とメールした。そうしたらソニーから返事がきたんだ」
 ソニーは、「我々は上映について諦めていなかった。さらに多くの映画館を確保することに努める」としています。これを受けて、ホワイトハウスの副報道官は23日、「オバマ大統領は映画の上映を認めたソニーを称賛している」とコメントしました。また、副報道官は「ソニーと映画館の決定によって、国民が映画を自ら選べるようになった」と歓迎しています。

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