サッカー観戦の少年13人を「イスラム国」が公開処刑[2015/01/22 16:30]

 イラクでサッカーを観戦していた少年13人が殺害されました。少年らを射殺した「イスラム国」の兵士は、「決まりを破った」などと処刑理由を読み上げました。

 イギリスのデイリー・メール紙などによりますと、今月12日に行われたサッカー・アジアカップ、イラク対ヨルダン戦をイラク第2の都市モスルで観戦した少年13人が、イスラム国によって銃殺されました。イスラム国の兵士は、サッカーを観戦していた10代の少年らを拘束し、運動場で公開処刑したということです。そして、周辺の住民に対して「処刑は、イスラム国の決まりを破る者に対する警告だ」と拡声器で処刑理由を読み上げたということです。少年らの遺体は、家族がイスラム国の迫害を恐れて、引き取らずにそのまま放置されたということです。モスルはイスラム国が勢力を広げている地域で、「サッカーは西洋のものだ」として観戦禁止令が出ていたということです。

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