「後藤さんは2日間で戻る予定だった」日本人人質[2015/01/23 05:50]

 過激派組織「イスラム国」に拘束されたとみられる後藤健二さんについて、シリア側の検問所の担当者が取材に応じ、「後藤さんは2日間でトルコに戻る予定だった」などと語っていたことが分かりました。

 23日の午後に72時間の交渉期限を迎えますが、拘束されたとみられる2人の動向について詳しいことは分かっていません。後藤さんは去年10月、国境の街トルコのキリスからシリアに入国しましたが、今回、シリア側の検問所の担当者が取材に応じ、当時の様子を語りました。
 シリア側の検問担当者:「彼にどこに向かうのか尋ねた。(シリア北部の)マレアに行くと言っていた。2日間、滞在すると言っていた」
 この担当者によりますと、後藤さんはマレアに一日だけ滞在した後、イスラム国の支配地に入り、トルコに戻る予定だったということです。入国許可証を得る際には親しいガイドとともに事務所を訪れ、「イスラム国支配地の現実を伝えたい」などと説明したということです。後藤さんはマレアの後、イスラム国の本拠地ラッカに向かったという情報もありますが、消息は分かっていません。

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