詐欺行為認定、MRIに約520億円返還命令 米連邦地裁[2015/01/29 14:52]

 アメリカの資産運用会社「MRIインターナショナル」が日本の顧客から集めた多額の資金を消失させた問題で、ネバダ州の裁判所は資金520億円余の返還を命じる判決を出しました。

 ネバダ州の連邦地裁は27日、MRI側に詐欺行為があったと認定し、顧客から集めた資金522億円を返還するようMRIとフジナガ社長に命じました。判決は、さらに利子と制裁金合わせて約170億円を払うよう命じています。この裁判は、アメリカのSEC(証券取引委員会)が提訴し、投資家から不正に集めた資金の返還を求めていました。返還額について判決は、証券取引委員会の主張を全面的に認めています。資金が返還されれば被害を受けた投資家に分配されるとみられます。

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