「日本人がいればどこででも殺戮を続ける」と警告[2015/02/01 11:50]

 過激派組織「イスラム国」に拘束されている後藤健二さんを殺害したとする映像が1日早朝、インターネット上に公開されました。

 「イスラム国」がきょう公開した映像:「安倍(総理)よ、勝ち目のない戦争に参加することにしたお前の無謀な決断により、このナイフはケンジを殺すだけでなく、日本人がいればどこででも殺戮(さつりく)を続けるだろう。日本の悪夢を始めよう」
 新たな映像には、フリージャーナリストの後藤さんとみられる男性が、屋外でひざまずかされている様子が映っています。隣には全身黒い服に身を包んだ男がナイフを持って立っています。男は、日本政府へのメッセージだとして、「お前たちは、邪悪な連合の愚かな同盟国のように、我々がアラーの加護を受けた権威と力を持つイスラムの預言者の後継者だということを理解していない。我々の軍は、お前たちの血を欲しがっているのだ」と警告しています。撮影の場所や日時などは不明です。男はイギリス英語を話すなど、これまでのイスラム国の映像に度々出てきた男と特徴が似ています。イスラム国は、日本時間の先月29日の深夜までに、ヨルダンで収監されている死刑囚と後藤さんを交換するよう迫っていました。日本政府は、ヨルダン政府などと連携して後藤さんの解放を目指していましたが、事態は膠着(こうちゃく)していました。

こちらも読まれています