「後藤さんと湯川さんの撮影現場にいた」逃走の男性[2015/03/12 11:52]

 過激派組織「イスラム国」の日本人人質事件で新たな証言です。イスラム国から逃げてきた男性が「湯川遥菜さんと後藤健二さんが並んで撮影されるのを見た」などと語りました。

 イスラム国に通訳として雇われていた男性:「とある場所に着いたら、2人の外国人、湯川遥菜さんと後藤健二さんがいた。彼らは緊張し、恐怖を感じているようだった」
 この男性はイスラム国に通訳として雇われ、1月中旬にシリアのラッカ近郊で初めて湯川さんと後藤さんの2人に会ったということです。男性は、1月20日に2人が人質となったことが発覚した映像の現場にも立ち会ったとしています。男性は目隠しをされて、ラッカから車で3、4時間の砂漠地帯に移動させられると、後藤さんと湯川さんがいたということです。その後、「ジハーディ・ジョン」が部下を連れて現れ、午後に撮影が始まったということです。男性は「湯川さんは、この撮影の2日後に殺害されたと聞いた」と話したほか、後藤さんの殺害を目撃したとしています。

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