墜落機音声…パイロット閉め出し「中から鍵かける」[2015/03/26 10:32]

 ドイツ旅客機の墜落で、フランス政府は、墜落までの音声記録が見つかったと発表しましたが、内容は公開しませんでした。一方、アメリカのニューヨーク・タイムズは、音声記録からパイロット1人が操縦室から閉め出されていたことが分かったと報じています。

 フランス政府は、ブラックボックス1個を墜落現場で回収し、離陸から墜落までの音声記録の取り出しに成功したと発表しました。ただ、内容は明らかにしていません。25日付のニューヨーク・タイムズの電子版は、事故の調査関係者の情報として音声の内容を報じました。パイロットの1人が操縦室の外に出た後、内側から鍵が掛けられ、戻ることができなかったということです。パイロットがドアをノックする音は次第に大きくなり、最後にはドアを破ろうとするような激しい音になったと報じています。捜索活動が難航するなか、航空会社がバルセロナとデュッセルドルフから特別機を用意して、日本時間の26日夕方にも家族がフランスの対策本部に入る予定です。搭乗者名簿にある日本人2人についての安否は、今も分かっていません。

(C) CABLE NEWS NETWORK 2015

こちらも読まれています