機長「6000時間の飛行経験」 副操縦士「詳細不明」[2015/03/26 11:48]

 ドイツの旅客機の墜落で、捜索活動や事故原因の調査の状況などについて、対策本部があるフランスのセーヌレザルプから報告です。

 (及川大地記者報告)
 フランスは、まもなく26日午前4時を回るところです。現場から10kmほど離れたセーヌレザルプのヘリポートでは日中、消防隊員などを乗せたヘリコプターが何度も現場との往復を繰り返していました。フランスの捜査当局は会見で、回収されたブラックボックスから音声データの解析を始めたことを明らかにしました。ただ、すべての解析結果が出るまでには数週間掛かる可能性もあるということです。さらに、「事故原因の究明のため、墜落した旅客機のパイロットに関する調査も行っている」と話しました。ジャーマンウィングスによりますと、墜落した旅客機の機長は10年前から勤務していて、飛行経験が6000時間に及ぶ経験のあるパイロットだったということです。ただ、一緒にコックピットにいた副操縦士に関する詳しい情報は今のところ分かっていません。捜査関係者によりますと、現場では25日夕方ごろから、ようやく遺体の収容作業が始まりました。日没とともに打ち切られましたが、悪天候の恐れがないということで、夜が明けてから再開される見込みです。

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