辺野古移設「作業の一時中断を検討すべき」米専門家[2015/03/26 11:57]

 アメリカ軍普天間基地の辺野古への移設作業を巡る政府と沖縄県の対立について、アメリカの専門家は、日本政府は沖縄県側の声を聞くために作業の一時中断を検討すべきだと指摘しました。

 新米国安全保障センター、クローニン上級顧問:「我々は日本政府が沖縄県の問題に対処するために作業を一時中断し、後退することも覚悟しなければならない」
 クローニン氏は、政府のボーリング調査が続いていることについて、「アメリカの政府当局者のなかには、政府の強硬な姿勢が沖縄県民のさらなる反発を招くのではないかという懸念がある」と述べました。そして、環境への影響も含めて沖縄県側と話し合うことが必要だと指摘しました。その一方で、辺野古への移設案は日米が合意した現実的な計画で、「他の選択肢はない」としました。

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