操縦士“閉め出し” 「自殺あるいはテロ」報道も[2015/03/26 17:10]

 ドイツの旅客機墜落で、墜落現場近くの現地対策本部があるフランスのセーヌレザルプから報告です。

 (荒木基記者報告)
 (Q.パイロットの1人がコックピットから閉め出されていたという報道について?)
 まず、この事故を起こした「ジャーマンウィングス」の親会社になる「ルフトハンザ」は、この情報について「まだ、噂レベルであって、コメントは控える」としています。ですが、このニュースは現地でも大変、衝撃を持って受け止められていて、地元メディアでも26日朝から一斉に報じている状況です。まだ、公式発表はないので、どのメディアも慎重な姿勢は崩していませんが、専門家や元パイロットの話として「操縦席に残ったパイロットが自発的に降下を始めたのは、状況からほぼ間違いないのではないか」といった見方を示していて、これが自殺か、あるいはテロではないかというふうに報じ始めています。
 (Q.捜索活動の進み具合は?)
 私が立っているのは捜索活動に向かうヘリコプターが発着するヘリポートですが、そこから少し目を転じると山があり、この山の奥が事故現場になります。つい先ほどまでは厚い雲に覆われていましたが、今はかなり晴れてきました。25日もかなり厚い雲に覆われていたので、26日は状況が良くなるのではないかと思われます。そして、遺体ですが、こちらとは別の場所、ディーヌレバンという別の場所に運び込まれる予定になっていて、今、その町にはスペインからの遺族150人がバスで向かっていると伝わっています。しかし、現場そのものの状況は大変、悪いということで、地元の当局者によりますと、この後、遺体や残骸の収容作業にはこれから1週間以上掛かるのではないかという見方を示していました。

(C) CABLE NEWS NETWORK 2015

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