ギリシャへの支援、最終合意ならず　EU財務相会合[2015/04/25 00:05]

　EU（ヨーロッパ連合）は財務相会合を開き、ギリシャへの金融支援について話し合いましたが、支援決定の合意には至りませんでした。

　財務相会合・デイセルブルム議長：「埋めるべき大きな違いがまだある。責任の多くはギリシャ政府にある」
　会合では、EUが追加支援の条件として緊縮策を求めたのに対し、ギリシャが「反緊縮」の姿勢を崩さなかったとみられ、支援決定の合意は見送られました。ギリシャは、EUなどと追加支援の枠組み延長を2月下旬に合意しました。その際、EUは、年金を支給する開始年齢の引き上げなど緊縮策を盛り込んだ改革リストの提出を求めましたが、ギリシャがそれらを拒んだことからEUが反発していました。