「二度と戦争ダメ」 NPT会議前 広島市長らNYデモ[2015/04/27 15:00]

 核軍縮などを話し合う5年に一度の国際会議が国連で始まるのを前に、日本の被爆者らが核兵器の廃絶を訴えてニューヨークでデモ行進しました。

 長崎で被爆した中山高光さん(86):「戦後70年だからね。何としても核兵器(廃絶)実現しないと」「(Q.NYまで来る活動の原動力は何?)やっぱり、もう二度と戦争はダメだという気持ちだな」
 核軍縮などを話し合うNPT(核不拡散条約)再検討会議が、27日からニューヨークの国連本部で始まります。これに合わせて、広島市長や広島と長崎の被爆者ら約7500人が渡米し、会議開幕前日の26日、核兵器の廃絶を訴えてデモ行進をしました。
 広島で被爆した斉藤政一さん(90):「(70年経ったが)まだ原爆もなくならないし、戦争もなくならない。どうしたらこの戦争と原爆を人間の知恵でなくせないのか、それが悔しい思い」
 会議は、来月22日まで開かれますが、核兵器削減などを巡る核保有国とその他の国々の主張は依然、隔たりが大きく、交渉は難航が予想されます。

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