死者5500人超 強い雨で二次被害、救援活動に懸念[2015/04/30 11:49]

 ネパールの大地震は発生から6日目を迎え、死者は5500人を超えました。現地では今も懸命な救助活動が続いています。

 (山本志門記者報告)
 カトマンズ市内の王宮広場です。つい先ほどまで強い雨が降っていました。救援活動やさらなる二次被害、そしてテント生活をしている被災者への影響が懸念されます。現地入りしている日本の緊急援助隊が行方不明者の捜索を行っています。ここはネパールで最も人気のある観光地で、がれき付近にはレストランがあって、地震発生当時、数人が巻き込まれた可能性があるということです。そして、29日、ここで日本の援助隊が30代の女性とみられる遺体を発見しました。こちらの広場にある建築物、実は去年末、ネパール側が耐震補強するための協力を日本側に求めていて、その矢先の地震でした。市内での救援活動が進んでいる一方で、家屋の倒壊が激しい山間部では全く手つかずの村落が多数残っています。また、水や食料などの救援物資も届かず、都市部との救援の格差が生まれています。ネパールでは余震がだいぶ収まってきました。そして、国連が各国の援助隊の活動場所を仕切り始めています。今後のさらなる進展が期待されます。

こちらも読まれています