米軍特殊部隊 「イスラム国」幹部を殺害 シリア[2015/05/17 05:52]

 アメリカ政府は、軍の特殊部隊がシリアで奇襲作戦を行い、過激派組織「イスラム国」の幹部を殺害したことを明らかにしました。

 シリア東部のデリゾールで15日夜、アメリカ軍の特殊部隊が地上作戦を行い、「イスラム国」の幹部、アブ・サヤフ容疑者を殺害し、容疑者の妻を拘束しました。アメリカ側の死傷者はいませんでした。アブ・サヤフ容疑者は「イスラム国」の軍事作戦に関わっていただけでなく、組織が資金源としている石油の密売で重要な役割を果たしていたということです。今回の作戦はオバマ大統領が承認して行われました。拘束された人質を救出する目的以外でアメリカの特殊部隊が「イスラム国」に対してシリアで地上作戦を展開するのは初めてとみられます。

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