100万カップルの愛ピンチ セーヌの橋の南京錠撤去[2015/06/02 05:55]

 パリで誓った「永遠の愛」がピンチです。セーヌ川の橋にカップルが取り付けた大量の南京錠の撤去作業が始まりました。

 今回、撤去される南京錠は、その数約100万個、重さは50t以上になります。パリでは、2008年ごろから自分たちの名前を刻んだ南京錠を橋に取り付け、その鍵を川に捨てると「永遠の愛がかなう」といううわさが広がりました。しかし、最近では南京錠の重みで欄干の一部が壊れるなど、安全や景観の面から問題視されていました。
 フランス人カップル:「パリはロマンチックな街だからね。一つの象徴がなくなってしまうというか…恋人たちは他の橋を見つけるのだろうけれどね」
 南京錠はセーヌ川の橋以外にもエッフェル塔など多くの観光名所にも取り付けられていて、すべてが撤去されるかは不透明です。一部の市民からは、南京錠の取り付けの全面禁止や罰則を設けるべきだとの声も上がっているということです。

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