麻生財務大臣が中国副首相と会談 信頼関係を強化[2015/06/06 00:55]

 中国を訪れている麻生財務大臣は、中国共産党序列7位の張高麗筆頭副首相と会談し、対話を継続して信頼関係を強化していくことで一致しました。

 会談では日中の経済関係の発展が両国関係だけでなく、世界経済にとっても望ましいとして、様々なレベルで対話を続けていくことを確認しました。会談のなかでは、張副首相が「歴史を直視して矛盾を解消すべきだ」と安倍政権の歴史認識に懸念も示しました。これに対し、麻生氏は、安倍総理大臣の言葉として「日本が先の大戦でアジアの国民に苦しみを与えた事実から目を背けてはならないとの思いは、歴代総理と全く変わらない」と伝えました。
 麻生財務大臣:「日中関係が改善しつつあることは喜ばしいこと。戦略的互恵関係の推進に向けて、張筆頭副首相とも協力したい旨、申し上げた」
 その後、楼継偉財政相とも会談しました。麻生氏は6日、約3年ぶりとなる日中財務対話に出席し、中国が主導するアジアインフラ投資銀行などについて意見を交わします。

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