「早めの判断重要」新国立競技場の成功に…[2015/06/26 15:00]

 2020年の東京オリンピックのメイン会場となる新国立競技場を設計したザハ・ハディド氏は、前回のロンドン・オリンピックの競技会場も設計しましたが、その施設の運営担当者は、日本の新国立競技場について「大会後の利用方法を早めに考えるべきだ」と語りました。

 2012年ロンドン・オリンピックの水泳競技の会場は当初予算142億円でしたが、最終的には3.7倍の約523億円の建設費用が掛かりました。しかし、大会後に活用しやすいよう座席の数を大幅に縮小できる設計にしたことで、市民から一定の理解を得られたということです。
 ロンドン五輪水泳競技会場・運営担当者:「大会後にどのような使い方をしたいか、早めに判断することが極めて重要」
 同じくザハ氏が設計した日本の新国立競技場は、総工費が約2520億円となる見通しですが、オリンピック後の具体的な活用方法などはまだ決まっていません。

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