南シナ海問題で仲裁裁判 フィリピンで反中国デモ[2015/07/07 19:30]

 南シナ海の中国との領有権争いを巡り、フィリピンが申し立てた仲裁裁判の審理がオランダで始まることを受けて、マニラでは反中国デモが行われました。

 中国による南シナ海の領有権主張が国際法に違反するとしてフィリピンが仲裁手続きを求めている裁判の口頭弁論は、7日からオランダ・ハーグの常設仲裁裁判所で開かれます。マニラの中国総領事館前では7日、中国による南シナ海の埋め立てに反対する人々が集まり、「中国は出ていけ」などと書かれた横断幕を掲げて抗議しました。仲裁裁判には、フィリピンのデルロサリオ外相らが出席しますが、中国は「一方的な仲裁手続きは受け入れない」として欠席する方針を示しています。

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