「国民の心配拭えず」 NYタイムズが安保法案伝える[2015/07/18 06:15]

 安保関連法案の衆院通過を受け、アメリカのニューヨーク・タイムズは「安倍総理大臣は日本国民の心配を払拭できなかった」などと伝えました。

 17日付のニューヨーク・タイムズは「安倍総理が国民の幅広い反対のなか、戦後初めて日本の軍隊が海外の紛争で戦うことを部分的に可能にする法案を衆院で通した」と伝えました。そのうえで、「不要な戦争に巻き込まれるのではないかという日本国民の心配を安倍総理は払拭できなかった」と指摘しています。また、「日本がかつて支配し、旧日本軍がひどい行為を重ねた国に多くの不安をもたらしている」としています。
 一方、ウォール・ストリート・ジャーナルは社説で、法案の衆院通過を前向きに受け止め、「集団的自衛権の行使が戦後、平和と安定を推し進めてきた日本の経歴を汚すことはない」と評価しています。

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