三菱マテリアル 元捕虜ら設立の博物館に寄付[2015/07/22 08:00]

 第2次世界大戦中に日本国内でアメリカ人の捕虜らに強制労働させたとして謝罪した三菱マテリアルが、元捕虜らの体験を展示した博物館に約620万円を寄付しました。

 博物館は、日本での強制労働の体験を記録し、次世代に引き継ぐことを目的に元捕虜らが2002年に設立しました。三菱マテリアル側は、「元戦争捕虜の苦労を忘れず、深く心に刻むことで正しい将来の道を歩んでいきたい」とあいさつし、5万ドル(約620万円)を寄付しました。
 元捕虜、ジャックファート氏(93):「最も素晴らしい体験だった。このような謝罪をずっと求めていた」
 寄付金は、高校生や大学生を対象としたインターネットでの教育プログラムのために使われるということです。

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