金正恩氏、南北合意を評価 「和解と信頼の転機」[2015/08/28 12:47]

 韓国と北朝鮮が軍事衝突を回避して合意したことについて、金正恩第1書記が「和解と信頼の道に戻す重大な転機になった」と評価したと北朝鮮メディアが報じました。

 朝鮮中央通信によりますと、金第1書記は朝鮮労働党の中央軍事委員会の拡大会議で、南北高官会談での合意について「民族の頭上に垂れ込めた戦争の暗雲を押し出し、朝鮮半島と地域の平和と安定を守った」と評価しました。そのうえで、「軍事的な緊張状態を解消し、破局にひんした関係を和解と信頼の道に戻した重大な転機となった」と述べました。金第1書記が合意について言及したのは初めてです。一方で、「自衛的な核抑止力を中枢とする軍事力で平穏を取り戻すことができた」として、今後も核開発を続けることを示唆しました。

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