中国企業買収のNYホテル オバマ氏、今年は宿泊せず[2015/09/27 11:56]

 国連総会に出席する各国の首脳が続々と到着しているニューヨークでは、中国からの不動産投資が急増し、首脳が泊まるホテルにも変化が起きています。

 開業から120年以上の名門ホテル「ウォルドルフ・アストリア」には去年、安倍総理大臣も宿泊しました。オバマ大統領がホテルを変えた理由は公表されていませんが、盗聴などを警戒したためだという見方が出ています。買収したのは中国の保険会社で、買収額は2100億円を超えます。調査会社によりますと、今年の中国による投資額は9カ月間で5200億円とすでに去年1年間の9倍になっています。
 米不動産調査会社、ジム・コステロ氏:「5年前は中国人による不動産投資はあまりなかった。今年、中国人がマンハッタンで購入している額は今までにないほどだ」
 国別の投資額も去年に首位だったカナダを上回り、現在、中国がトップになっています。

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