ツタンカーメン墓に未発掘の部屋? 11月に調査へ[2015/10/01 21:01]

 古代エジプトの王・ツタンカーメンの墓の奥に、まだ発掘されていない部屋が残されている可能性があると、専門家らが明らかにしました。

 カイロで1日に記者会見したイギリス人の考古学者ニコラス・リーブス氏は、ツタンカーメン王の墓の内部の壁を調べた結果、入り口をふさいだような跡が見つかったと明らかにしました。壁の奥に、まだ発掘されていない部屋が存在する可能性があるということです。リーブス氏は、有名なツタンカーメン王の黄金のマスクを含め、これまでに見つかった埋葬品の8割が実は女性向けのもので、墓が、そもそも地位の高い女性のために作られたという見方を示しています。リーブス氏の調査団は、その女性がツタンカーメン王の義理の母という説もあるネフェルティティ王妃ではないかとみて、早ければ11月中旬にも、日本から観測機器を持ち込んで本格的な調査に乗り出す方針です。エジプト政府は、「新たな部屋が見つかれば世紀の大発見だ」と期待を寄せています。

こちらも読まれています