“冷房中のドア開けっ放し”店舗は罰金が…NY市[2015/10/09 15:39]

 「冷房をつけたままドアを開けっ放しにするのは問題だ」として、ニューヨーク市がほぼ全ての店舗を対象に規制に乗り出すことになりました。違反した店舗には罰金が科せられます。

 ニューヨーク市議会は7日、市内のレストランやデパートなどを対象に、冷房装置が作動している間はドアや窓を閉めることを義務付ける法案を可決しました。違反した場合は、窓やドア1つにつき最大で1000ドル(12万円)の罰金が科せられます。ビル・デブラシオ市長は「真夏にニューヨークを歩くとドアは完全に開いている」「エネルギーの無駄遣いだ」と述べ、今回の規制を歓迎しています。しかし、市内のある弁護士は、「店は電気代を自分で払っている。電力をどれだけ使うかは店が決めることだ」として反発しています。ニューヨーク市は、370m2以上の大型店舗にはすでに2008年に義務付けをしていますが、今回は、ほぼ全ての店舗が対象となります。規制は来年7月1日から実施されます。

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