「妊娠中の飲酒一切ダメ」米の小児科学会が注意喚起[2015/10/23 15:00]

 アメリカの小児科学会は、妊婦の飲酒が胎児や生後の発育に悪影響を及ぼす恐れがあるとして、妊娠中はアルコールを一切、摂取しないよう呼び掛けました。

 小児科学会が公表した報告書は、「妊婦が一日に酒を1杯飲んだだけでも、子どもが発達障害などを持つ危険性が高まる」と指摘しています。特に、聴覚や視覚、心臓、骨、腎臓などに問題が生じる恐れがあるほか、多動性障害の原因になり得るとしています。また、子どもに障害や疾患が生じる可能性は、飲酒しないケースに比べて妊娠3カ月目までに飲酒した場合で12倍に、妊娠中の9カ月間に継続的に飲酒し続けた場合は65倍に高まるとしています。小児科学会は「少量であっても一切、飲酒するべきではない」と注意を呼び掛けています。

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