日本主導の「核兵器廃絶案」国連で採択 中ロは反発[2015/11/03 11:55]

 国連の軍縮問題を話し合う委員会で、日本が主導して被爆地訪問を奨励することを盛り込んだ核兵器の廃絶案が採択されました。

 日本は核兵器の廃絶を求める決議案を22年連続で提出していますが、今回、初めて世界の指導者らに被爆地訪問を推奨する文言が本文に入りました。
 中国・傅軍縮大使:「日本は、しつこく国際社会に広島と長崎の歴史を忘れないようお願いしているが、南京大虐殺を含む、むごたらしい戦争犯罪を認めることは拒んでいる」
 投票で156カ国が賛成して採択されましたが、中国は強い反発を示しました。また、ロシアなども反対し、アメリカやイギリスなどは棄権しました。

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