国際

2015年11月4日 05:57

習主席“年間経済成長率6.5%以上に”保つ方針

2015年11月4日 05:57

広告

 経済の減速傾向がみられる中国で、習近平国家主席は、今後5年間の年間経済成長率を6.5%以上に保つ方針を示しました。

 新華社通信によりますと、習主席は、2016年から20年までの今後5年間の年間GDP(国内総生産)成長率について、「6.5%を下回ることはない」と述べました。これまでの7%目標からは引き下げましたが、中国政府が掲げる、2020年の国民一人あたりの所得を2010年と比べて2倍にするという目標を達成するために不可欠とみられる水準を目指した形です。
 国家発展改革委員会・徐紹史主任:「我々は、確かに(経済の)減速圧力に直面している。(所得の)倍増は、ある程度の経済成長がなければ達成できない」
 中国では不動産投資や製造業などが落ち込んでいて、先月に発表された第3四半期のGDP成長率は、前の年の同じ時期と比べて6.9%となり、6年半ぶりに7%を割り込んでいました。

広告