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2015年11月4日 17:26

中国の影響力ばかり際立ったASEAN拡大国防相会議

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 米中の対立により、共同宣言が採択されない異例の事態となっています。マレーシアから報告です。

 (山下達也記者報告)
 会議は4日に終わりました。南シナ海の中国の人工島に船を派遣しているアメリカとしては、共同宣言に「航行の自由」を盛り込もうとしましたが、中国の反発で頓挫し、中国のASEAN(東南アジア諸国連合)での影響力の大きさが際立つ形となりました。カーター国防長官は、中国の国防相と個別で会談し、「航行の自由」作戦を続けると警告しました。また、他の国とも相次いで個別会談をして多数派工作を仕掛けました。ただ、アメリカ支持を明確にしたのは領有権問題を抱えるフィリピンなど数カ国でした。そして、他の国からは「米中衝突は避けてほしい」という慎重論が多く上がりました。また、代わりに出された議長声明ですが、「南シナ海」や「航行の自由」といった言葉すら入りませんでした。中国側は声明を発表し、「地域外の国が、会議と関係ない内容を入れ込もうとした」とアメリカを批判しました。今回、中国の存在感が際立つ会議となりました。

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