「シリア難民受け入れは道徳的な義務」仏国連大使[2015/11/17 13:40]

 パリの同時多発テロ事件の後、初めて開かれた国連の安全保障理事会で、フランスの国連大使は、ヨーロッパ各国に対してシリア難民の受け入れを拒むべきではないと呼び掛けました。

 フランス、デラットル国連大使:「難民は過激派組織『イスラム国』からの迫害を逃れてきている。(欧州各国は)彼らを受け入れるのが道徳的な義務なのだ」
 16日に開かれた定例の安保理では冒頭、パリの同時多発テロ事件の犠牲者へ黙とうが捧げられました。また、フランスのデラットル国連大使は、テロと戦う決議案を安保理が採択するよう求めました。
 一方、アメリカ国内では、パリのテロ事件で実行犯がシリアからの難民を装って入国した疑いがあることから、シリア難民を受け入れる方針を撤回する州が出ています。CNNによりますと、これまでに26の州が受け入れに反対しています。

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