東アジアサミット終了、南シナ海問題の議論は平行線[2015/11/23 01:02]

 マレーシアで行われた東アジアサミットで、南シナ海問題について中国に批判が集中しましたが、中国は当事国同士での問題解決を主張し、議論は平行線に終わりました。

 東アジアサミットは日本、アメリカ、中国や東南アジア各国の首脳らが参加し、22日に終了しました。南シナ海問題について、アメリカのオバマ大統領が「埋め立てや軍事化はやめるべきだ」と中国を強く非難しました。安倍総理大臣も強い懸念を表明したほか、ニュージーランドやフィリピンなど多くの国の首脳も同調し、中国に批判が集中したということです。一方で中国は、「一部の地域外の国が緊張状態を導く行動を取らないよう求める」などと、これまでの主張を繰り返してアメリカや日本を批判し、南シナ海問題の議論は平行線に終わりました。

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