打倒「イスラム国」などで 英の防衛予算が大幅増[2015/11/27 19:31]

 「イスラム国」への対策などで防衛費を大幅に増やしています。

 ヒッチンズ駐日イギリス大使:「我が国、そして日本にとっても5つの脅威がある。まず第1は、テロや過激派の増加による脅威、先日のパリ同時テロもこれを裏付ける」
 駐日イギリス大使が会見を開き、イギリスの防衛費はGDP(国内総生産)の2%で、大幅に増やしたと説明しました。増加する過激派組織「イスラム国」などのテロ、過激派を打倒するためにも使われる計画です。イギリスでは「イスラム国」に参加するため800人以上がシリアへ入国し、そのうち400人がイギリスに帰国しているため、国内で監視を続けているということです。また、インターネットを見て若者が新たに過激派に加わるのを防ぐため、サイバースペースからの脅威への対策も強化していく方針です。一方、日本が行っているシリア難民への支援は、「イスラム国」を打倒する助けにもなっていると評価しました。また来年、日本が国連の安全保障理事会の非常任理事国になることに関しては、「安保理の常任理事国入りを目指す国らしく責任ある役割を果たしてほしい」と日本に期待を示しました。そのうえで、「イギリスは日本の常任理事国入りを支援する」と述べました。

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